MONMON PRESS
エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
デラックスうどんについて
7年くらい前、関西空港のゲート棟の売店でうろうろしていたときのことでした。

関西空港というのは、わたしの中の空港ランキングでは最下位に近いほど評価が低いのです。
それはどうしてかというと、セキュリティやイミグレーションを済ませる前のビルに、外が見えるカフェやレストランがない。
これにつきます。
だいたい、展望台すらないんです(わざわざバスで空港内別棟にある、カフェもなにもない展望台に行くことはできるらしいけど、行かないよね)。
空港の楽しみは半分以上、飛行機を見ることだと思うので、ほんとに行くのが楽しくない。
関空に行くということはわたしにとっては、ほぼ海外旅行だから、3時間前とかに行くわけですよね。
でも、その3時間のお楽しみが!!

なので、関空からの出発旅のときはいつも、とっととすべて終えて、2時間前とかにゲート前に行ってしまいます。ゲート前はガラス面が広くて明るくて、もちろん飛行機や空港で働く人や車が見えて楽しく、人が少ないときはベンチにごろごろ寝たりとかできます。
ただし、売店がしょぼい。

お菓子もおみやげ類も雑誌も、これか、という感じなんですよね。
なので、最近は、お菓子や、おなかのすき具合によって、お弁当などを買ってからゲート入りします。
航空会社によって機内食が残念なこともあるので、ちょっと持ちのよいパンや押し寿司などに助けられることもあります。
到着が夜とかだったら、買い物行きたくないけどコバラがすいたときにも助かります。
もしかして飛行機がどこかの山の中に不時着したら食料持ってると助かるかもしれないし・・・。

さて、7年前の話に戻ります。
わたしはその売店で、うろうろとあまりチョイスのない中で、おやつを探していました。
ちょっとしたフードコーナーがあり、うどん類を売っています。
立ち食いでした。
メニューは、素うどん、きつねうどん、てんぷらうどん、肉うどん、デラックスうどん。
デラックスうどんというのは、きつねとてんぷらと肉がすべて入っているもので、たしか900円くらいしていました。
空港値段だとしても、この売店で立ち食いで、うどんに900円はすごいな、とぼんやり思っていると、若いビジネスマンふうの男子が。かつかつと、うどんカウンターへ来て、迷いもなくデラックスうどんを注文したのです。

わたしは彼をみつめてしまいました。
その、迷いのない表情。

デラックスうどん
900円

すごい・・・が、やってみたく・・・はない。
けど、その彼は輝いて見えました。
わたしにはできない。
一生たぶんできない。
ああいう、なんていうか、細かいこと気にしない人になってみた・・・くはない。
ちょっとうらやましい。
けど、注文しても食べきれないし、おいしそうとも思えない。
でも、すごい。
すごくおなかがすいたときに、900円のデラックスうどんを、迷わず注文できるおとなになってみたい。
(わたしは夜店でサザエのつぼ焼き3個1000円とかを迷わず注文するおとなになりたいと思って生きてきましたが、まだ実現できていません)。

7年たっても、複雑な気分のままです。

去年、アラスカへ行くときにゲート前で売店に寄ってみましたが、あのうどんコーナーはみつかりませんでした。
なくなってしまったのか、または、ゲート棟が違ったのか。
でも、そのときは座って食べられるうどん屋が売店の隣にあり、3週間のアラスカ旅行に備えて、ソウルフードであるきつねうどんを食べましたが、わりといけました。
その店にデラックスうどんはありませんでした。
デラックスうどんはやっぱり頼まないと思うけど、ちょっとわたしのことを、待っていてほしいという気分になることもあります。
けど、たぶん頼まないからやっぱり待たなくていいよね、すみません(どのみち待ってない)。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 MONMON PRESS all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。