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エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
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8月です
8月です。
なんだか、もう、すぐ9月になる気がします。
7月

今年の夏はたしかに暑いし、じじつ自分バテてるし、なんですが、朝夕は涼しい日が多くて比較的過ごしやすいような気がしています。なら動けよってかんじですが動けてません〜。
大学への出勤は普段、3回乗り換えていちばん速い経路で行くのですが、それだと7分くらい歩くので、あえて早起きして外を歩かなくていい経路で行ったりしていました。

大学は月末のオープンキャンパスや成績つけやその他の業務もだいたいは終わり、一応夏休みになっています。が、今年は秋の原画展とか、もうひとつプロデュースをしている卒業生の展覧会の準備があり、休み中も作業が続きます。
28年間の仕事などなど、押し入れにあった原画をすべて展示する、量だけはあるという原画展になる予定でして、10/2~13(たぶん日曜と祝日が休み)です。大学にある大小3つのギャラリーとカフェのショップで開催です。

関連イベントも企画中。ひとつは10/12(金)の夕方から、ギャラリー前でビールとかあけながら(肉も焼くかもしれない)ゲストをお招きして、この30年間の同人誌やら自費出版やら仕事やら事務所やらみたいなことをだらだら話す会。
それから10/13(土)には、大学カフェのテラスで、ZINE PICNICをやります!!こちらはまた正式なリリースをしますので、ぜひ遊びにいらしてください。

*********
8/18から26まで、京都のh2oギャラリーで開催の『シルクとカッパン』展に参加します。
活版活版2
(クリックで拡大)
大きな意味での「印刷」。
シルクスクリーンと活版印刷に焦点をあて、「作品」も、より身近に感じてもらおうという企画です。
わたしは活版印刷で参加。
で、昨日、今回活版を担当される「江戸堀印刷」さんへ、印刷立ち会いに行ってきました。
IMG_4517.jpg
既に「版」ができていて感動!
A4サイズに組みこんでくれています。
IMG_4524.jpg
職人さんが「圧」やインクののり具合を何度も試してくださいました。
IMG_4522.jpg
うちの犬が。。。。
IMG_4521.jpg
版にインクがのった状態で、再度位置調整。

などなどを繰り返し、圧を変えながら、希望のへこみぐあいなどをお願いしました。
それでも1枚1枚微妙に刷り上がりが違うのが楽しいですね〜〜。

できあがってきたら、エディションを入れて販売します。

*******
これとも関連あるような、ないような、ですが、「作品」っていう単語のことを考えることが最近しばしばあって、わたしじつは自分が描いた絵のことをずっと「作品」って言ったことがないんですね。
ずっとわたしには「原稿」なんです。
「原稿」は雑誌とか本とかに載ってはじめて表に出る。
原稿そのものは基本見せるものじゃあない。

大学で働くようになって、それも美大だから、みんな描いたものを「作品」っていうことに、当初わたしはとても居心地が悪かったのです。

あ、あとは、仕事をしているあいだも、デザイナーさんにたま〜に他の作品も見せてって言われることがあり、そのつど、「ええ、『作品』って、ない。。。。」と思ったりもしていました。
『作品』って何なんだろうって思っていたんです。

大学に勤めるときの面接には、ポートフォリオを出すんですけど、そのときもまたまた「作品」ってことばが出てきて、「作品」なんてないよ、「仕事」「原稿」ならあるけど。。。。と思ったりしました。

全然違うけど、つい最近、(わたしはあまりイラスト周りのことって不勉強で知らないのですが、でも)大好きな渡邉良重さんの、というか「KIGI」っていう、渡邊さんと植原さんのデザインユニット)の本を買って(震えました〜すてき!!)、渡邊さんがデザイナーなこと、イラストを描くときには納期優先なので、そのままでは見せられないものになることもある、だけど最近、絵じたいを見せることも考えるようになった、っていうようなことを言われていて、大変かなり僭越ながら、ちょっとだけわかる、と思ったのでした。

それでもわたしはアーティストじゃないしクリエーターでも絵描きでもないんで、で、でも印刷ということに別にこだわってはいないけど、作品そのものを売るようなことってやっぱあまり考えられない。
それに、作品をのものを売るということでもわたしはやっぱり、それを買う人がいるとして、じゃあその人はその絵をどうしたいのかと考えてしまう。
やっぱり絵を買うっていうのは(いわゆる現代アートな投機とかコレクションとかじゃなければ。そして、そんなものは一部の人のものであって、たいていの人にとっては)インテリアなのじゃないのだろうか?

だからといって、インテリアとしてだっていろんな好みがあるわけです。
万人に受けるように描くというのも、ありはありだと思うし、そうじゃないのもありでしょう。
それがインテリアかどうかというのはまあおいとくとしても、ぴーんとくるものがあって、いつも見ておきたいと思う。だから買おうと思うのじゃないのかなあ。それはインテリアなのではないのだろうか。
だけど、それがポスターやポストカードでなくて、描かれた本物で1個しかないものをある程度のお金を出して手に入れたいと思うほどのものかを考えなくてはいけないのではないかと。。。。
あくまでわたしの考えですよ。

まことに僭越ながら、すてきな絵でもそこから自分が何を得たいかが、本物が見たいかどうかの判断で、それは見ないと結局判断できないから見るのですけど、アイデアがいいなと思うものはカタログを持っておきたいし、カタログでよかったと思うこともよくあります。
ただし、わたしには実はあまりないのだけど、そこにそのたったひとつの絵があることがだいじと思えるものもある。わたしにとってはMOMAにあるロスコの絵なんていうのはそれ。

イラストっていうことを考えたとき、原画を展示してみてもらうのは、わたしの考えのなかでは、原画と印刷物を比較して見てもらう以外のことは考えられない。
印刷で色が出ないとか言ってるイラストレーターって信じる気になれない。
印刷に色がしっかりでないことなんていうのは、ある程度あたりまえのことだし(わたしはそのなかでしか仕事をしていないので)、そこでどうするかを考える以外のことはしたことがない。
でもやっぱり、どのくらい違うかとか、ちゃんと色出ててこの印刷すごいなとか、そういうのはとても興味があるから、やっぱり原画を見てみたいと思う。
切り貼りのイラスト原画とか見るのはすごく好き(高野文子さんの原画見たときは、その切り貼りのすごさと印刷物の完成度の高さに興奮!!)。

こんどの原画展では、わたしのは切り貼りもないですが、人の手が入ってはじめて印刷物になっているということを見てもらいたいと思ってます。
で、活版印刷のエディションつきのプリントを販売するっていう企画は、初めてのことで、でも、1枚1枚刷り上がりが違って、でも、作家のプリントとは違って機械の印刷で、だからお求めやすいお値段で販売、という趣旨は、なにか、ちょっと次のステップが見えるみたいな感触がありました。

twitter(ツイログ)monmonbooks
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