MONMON PRESS
エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
『リトル・ランボーズ』(長文~)
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先日ちょっと書いた『リトル・ランボーズ』について、忘れないうちに感想を書いておこうと思います。

時代設定は'80年代。
敬虔なキリスト教(それも少人数のなんとか派みたいな。テレビ見ちゃダメとか、はやりの音楽聞いちゃダメとか、いろいろ制約がある)家族の長男であるウイルが主人公。家族はママと妹とおばあちゃん。
この子はいつも、聖書とか学校のノートとかに、マンガやぱらぱらマンガなどをびっしり書き込んで夢見がちな子。
学校のろうかで、学校一の悪ガキであるカーターと知り合います。
この子はめちゃめちゃ悪いんだけど、映画を撮って、ティーン映画コンテストに出そうとしている。そこで彼はウイルのラクガキに目をつけて。。。みたいな話。

子どもはやっぱ、秘密をもたなきゃいけないよ。
少人数教育がいいなんて、幻想。
いちいち大人に把握されてるなんて、かなわない。

ウイルは、宗教上、テレビ見ちゃいけないので、学校で授業内に映像を見るのも、そのあいだろうかへ出ていることになってます(このあたりは、宗教背景がいろいろあるイギリスやアメリカなどでは、よくあることだと思います)。
で、たまたま見ちゃった映画『ランボー』に魅了されたときのウイルの気持ちが、ねてもさめてもそのこと考えるみたいなものに出会ったときの気持ちが、きらきらと表現されてて、こちらもわくわくした。
そこで、リアルと想像がごっちゃになったかんじも、アニメがリアル映像にかぶったりして、すごくよくできてる。

ランボーになりきってるバカ男子なかんじとかもよかったなあ。まあ、女子だって、お人形ごっこやってるときは真剣ですから。
小学生のころ、家で友だちとお人形ごっこやってて、夜、わたしが寝たと思った親が、今日ムスメがこんなことやってておもしろかったってしゃべってるのを聞いちゃって、二度と家でお人形ごっこやるもんかと思った、そんなことまで思い出した。

カーターの気持ち、ウイルの気持ち、イケてる(?)フランス人留学生ディディエの気持ち。
この3人は、みんなイタくて(とくにディディエ。カーターとウイルは、イタいというよりもちょっと子どもだから)それぞれみんな、はみご。でも、何か、好きなものと「気持ち」をみつけた。それ以上のシアワセがあるだろか。
でも、見つけたその、好きなものを仕事になんてしなくていいんですよ、そのあたりを近頃の人は誤解してます。
ウイルのお母さんも、かっこいいんです。この人にも、複雑な気持ちがあって、でも、自分でしっかり決められる人。

誰が書いてるのか、まだわからないのですが、ウイルのラクガキがすばらしくて、これは以前から、いいよって見せてもらっていて、それでこの映画を見ようと思ったわけなんですが、ラクガキって楽しいよねえって気持ちまで、わたしのなかで、ぽっと火がつきました。
ラクガキってあまりすることがなくて、仕事以外で絵を描かないとまで豪語していたわたしなんですが、大学勤務で会議ってものに出るようになったら、とたんにラクガキするようになりまして。。。。ようするに、つまんない(あ、ばれちゃう大変。ま、いっか)時間を拘束されてるときに生まれるっていうか。。。

でも、いま、やってみようと思っている。絵を書くってこと、、、でかいのじゃない、ラクガキっぽいもの、、じつは「自由に書く」ってことをじつはわたしはずっと苦手だと思っていたというか、いまでも苦手感があって、できないと思ってたけど、やってみたい気分なのです。
まあ、だめかもしんないけど。
でも、27年イラストやらマンガやらの仕事をしてきて、この年になってはじめて、楽しみで絵をかくのもよいかなと思うようになってきたのも、まあ、よいではないですか(汗)。

このウイルのラクガキを描いたのが誰か、まだ調べがついてないですが、それを調べようとしていて、意外なことが。
ディディエ(フランス人留学生)の手下のひとりDANNYが、なんと、キューブリックの孫だったりとか、カーター(もう、この子はダイレクトにわたしの好みですう。昔のリバー・フェニックスみたいな♡)が出そうとしているティーンのための映画コンテスト「BBCスクリーンテスト」の授賞式が映画内でテレビで流れるんですが、ここで受賞してるのが、Jan Pinkava(ヤン・ピンカヴァ「レミーのおいしいレストラン」の監督)。

twitterでも書いちゃったのでしつこいとは思いつつ、やっぱり書いときたい。日本版dvdに、劇中とは違うイラストを起用しているのは、わたしはどうしても納得いきません。。。。なぜ、こういうことを。。。劇中にイラストとかないならよかったけれど、これでは見る人が混乱すると思うのです。

’80年ごろのイギリス。
音楽も懐かしかった。アダム・アンツのレコードジャケットがあったりして。。。ファッションも、イタなつかしい。
それから、イギリスでは(みんなってわけじゃないかもしれないけど)りんごを、日本と同じように(って言うのも変だけど)皮をむいて切ってるのが、新鮮でした。アメリカでは、丸かじりだから。
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