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迷子の警察音楽隊
だいぶ前に買っていたのにずっと見れてなかったDVD「迷子の警察音楽隊」を見ました。
エジプトの警察音楽隊がイスラエルに行って迷子になってしまう、もうこのあらすじだけでたまりません(と思って買っちゃった記憶が)。
不器用な警察音楽隊長。無骨な隊員たち。隊員のひとりだけ若くてイケメン(この俳優がいい男。ジョン・トラボルタをぐっと男前にしたような)。この人たちがイスラエルのアラブ文化会館(だっけ)に招かれて演奏に来たのですが、お迎えが来ず、ついでに行き先を間違えて、合同住宅のほかほとんど何もない、砂漠しかない町に降り立ってしまう。
そこには1軒の食堂。ぶらぶらしてる失業中の男ふたりと、すごく若くはない美女主人。
バスはもう翌日しかないので、この人たちの家へ別れて泊まることになるのですが、突然のことだしなんかお互い大変。女主人は隊長を誘って夜の町へ、イケメン(なかなか頭もいいのだ)はぶらぶらしてる若い方の男にくっついてこれまた夜の町へ。何かが起こるのでしょうか。。。。

なんだか文化的にも何もかも不毛に思える砂漠にむりやり作った合同住宅の中にも人生があって、そこであまりすらすらとは言葉が通じ合わない男たちのあいだに、ちょっとした気持ちが通じるところがよかった。食堂の女主人のやるせない寂しさや、アパートの横の公衆電話で彼女からの電話を夜中じゅう待っている特にストーリーにも関係ないような男子と隊員のひとりが、言葉もかわさずちょっと心が通じ合った場面とか、ホロリとしました。

そんな中でわたし的には何がいちばんキュンときたかというと、このイケメンが女の子をくどくときに、すぐに「チェット・ベーカーって知ってる?My sweet valentine....」と歌いだすのですが、まあ、そのやりかたはおいといて、ラスト近く、隊長もチェット・ベイカーがすごく好きだっていう会話になります。他の隊員たちもぎこちなくお世話になった家で「サマータイム」をそこんちの男たちと一緒に歌ってしまうシーンが。ここでわたしは、ああ、と思い出していた。

冷戦中のソ連(いま若い人にソ連っていってもわからないのだ)からニューヨークに亡命したサーカスのトランペット吹き(ロビン・ウイリアムス)の映画「ハドソン河のモスコー」を(モスコーとは英語読みでモスクワ)。トイレットペーパー買うのに数時間待たなくちゃいけない当時のソ連で、ロビンウイリアムスのおじいさんもジャズが大好きだというシーンが出てきます。あのシーンの曲はAトレイン~だったかな。
この警察音楽隊隊長はきっと60代くらい。ずっとずっとジャズが好きだったんですね、エジプトで。
寒い寒い北の国で、ピラミッドのある砂漠の国で、50年台~60年代のジャズが愛されていたリンク。買うのにちょっとは勇気がいった時代だから、きっと繰り返し繰り返し聞いただろうレコード。
こういうところにわたしは弱い。
警察隊長の奥さんのこと、ロビン・ウイリアムスが会えなかったおじいさんのこと、そんな人たちのことまで考えて泣けてしまうのだった。
そしてチェットベイカーのボーカル曲のアルバムをITUNESでクリックしてしまうわたしなのであった。

なんだかダサいローラーディスコ(!)でかかっていたのが、「SUNNY」のロック版みたいなアレンジ曲だったんですが、わたしは「サニー」のジェイムズブラウン版が大好き。
トム・ジョーンズとエラ・フィッツジェラルドのデュエット版てのもあります。こちらはマーヴィン・ゲイのスタンダードなかんじ。ついでにジャミロクワイ版も。
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