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エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
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つづき
息もできない」のつづき。
この映画で好きだったことのひとつに、子供の描き方がありました。
ここにでてきる子供(主人公のチンピラ、サンフンの甥っ子)はあんまりしゃべらない。
そもそも子供って、人生数年しか生きてなくて、とってもボキャブラリーが少ないから、すぐに気持ちをことばにできるって子なんて、そうそういないはずだとわたしは思うのです。だから困ったときに手が出るのだし、なんだかわからなくて泣くし、あとさき考えられないからうそもつくのがあたりまえ。

日本のドラマや映画の子供はしゃべりすぎるとわたしはよく思うんですよね。こんなすべてをわかったような子供なんているかってよく思います。そして、そんな子供を期待されちゃう一般の子供もかわいそう。もっともっとクソガキでいいと思う。
たまに、言語回路がクリアで思ったことが即座に言語として整理でき、そのうえ快活な、できすぎ君みたいな子も確かにいて、それはいいんだけど、そうじゃなくて、たとえば「~~ってどう思う?」とか聞かれて即座に自分の考えを言える子なんて、ほんと、ひとにぎりなはず。たとえば、読書感想文に、ほんとの気持ちを書けた子なんているのかな?わたしも含め、みんな適当なことしか書いてないのじゃないだろうか?
そういえば高校生のときの友人で、家庭科の作文に「老人がきらいだ」とか「生き物もきらいだ、ありなんていつもふみつぶす」とか書いてた子がいて、ひそかにわたしは彼女にあこがれてた。その彼女も二十代でりっぱなお母さんになって、だんなさんの赴任先の東南アジアで子育てして、もう孫ができそうな勢いだと聞いてます。

わたしなど、いまだに即座に感想だの反応だのできないほうだし、いろいろ考えすぎちゃって、答えが見つかったころには、相手はもう別の話題をはじめてたり、翌日とか、最悪1週間後くらいに、ああ、あれはこう言えばよかったとと思ったり、あれは言わなきゃよかったと大後悔して洞窟にこもりたくなったりすることなんて、ほんとに日常茶飯事なので、ほんともうすいませんってかんじなんですけど、もちろんオトナとして、適当なことを言ってその場をうまくおさめるということも、不器用ながら、そうしたほうがよい場面ではできないこともなく(できる、と断言できん)、それでもほんとに心の底からいやなことは言えなくて、つくづく人間、成長なんてしないんだなと思うわけです。

今日もぼんやりとこの映画のことを考えていて、やっぱつらいのは、誰もすごく悪いわけじゃないというところなのかなと思った。心底きらいになれれば、かえって楽なのだ。家族だろうと恋人だろうと他人だろうと。

そうそう、あと、好きだったのは、借金取り立てに行った家で、なぜか取り立て人ふたりと、借金してる側とで3人でごはん食べてるシーン。すごく好き。これから見る人がいたら、ぜひチェックしてください。
TWEET+EAT=TWEAT BY kuumon(MON)
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