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エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
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ヤング@ハート
今日は神戸国際会館に、アメリカはマサチューセッツ、ノサンプトンの老人ロックコーラス隊「ヤング@ハート」のコンサートを見に行ってきました。
もともと同名のドキュメンタリー映画。映画を見て好きだったかたは、あとまだ愛知1回、東京2回あるのでぜひ。さいごらへんに日本のロックも歌ってくれます。はじめ、えっ、これはロックでは……と思うのではじまるんだけど、その後がナイス(全行程終わるまでネタバレなしにしときます)。映画見てからのほうが絶対いいです。
このコーラスの指導指揮をとっている人がすごく良い、こんな先生になれたらと思うと、ずいぶん前に書いたことがあります。コーラス隊のみなさんもだけど、トーキングヘッズが大好きな、その彼を見れたのもうれしかった。
トーキングヘッズの曲もふたつやりました。大好きな「HEAVEN」と「Road To Nowhere」(リンクは歌詞)、ふたつとも、老人コーラス隊に歌われると、なんか意味深でコワくておもしろい。映画内でやっていた同じくトーキングヘッズの「Life during wartime」もやってほしかったけど……。

やや強引ですが、「先生」つながりで。
先日同僚の先生にセツ・モードセミナーのことを聞かれたのがきっかけで、突然ものすごーくセツが懐かしくなって、セツ先生の本をいっぱい買ってしまった。ほとんど古本になってしまっていますが。

大人の女が美しい
これを読んでセツに行くことを決めた、そしてあまりに大きく影響をうけた本であり、小さいときから、はやくおとなになりたいと思っていたわたしにとって、おとなの自由さとおしゃれの考えをはじめて示してくれた本。だからといってはじめてこの本を読んでからもう25-6年もたつというのに、セツ先生のように本当に優しくも、本当におとなにも、本当に自由にも、エレガントにもなれてませんが。それどころか、なんかいろいろもー無理とかって弱気な昨今。いけませんね~。

はじめて出会う人には「長沢節 伝説のファッション・イラストレーター」がおすすめ。セツ先生が亡くなってから、いろんなエッセイやスケッチやデッサンをまとめたもの。セツ(学校)の内部や先生の部屋の写真などもあって写真家のホンマタカシさんが撮っています(彼はじつは同期)。

映画がお好きな方には「セツの100本立映画館」や「美少年映画セミナー」。
わたしの俳優の好みは先生と似ているというよりは、先生からの影響をうけていて、もう20年以上もしつこく好きな俳優が、デニス・クリストファーやスベトザール・ツヴェトコビッチ、キース・キャラダイン、ウイレム・デフォー、エリック・ロバーツ、ジャン・ユーグ・アングラード(わたしは彼とトニー・レオンがどうしてもかぶる。なんかこう、巻き込まれ型として)、スティーブ・ブシェーミなどなど。
でも、わたしはクリスチャン・バディムやダニエル・デイ・ルイスはちょっと顔がガイコツっぽすぎたり濃すぎてちょっと苦手(なんてわたしに言われたかないでしょうが、読者視聴者というものは、かくもわがままで勝手なもの)だし、実世界ではガリガリなよりちょいむっちりしている人のほうが好きだったりするので、そのあたりは先生とは違うなーとか、どうでもいいことを考える。わたしはあまりまじめでも成績の良い学生でもなかったので、先生とお話しなんか在学中にもできなかったけど、先生も好きだったアンソニー・マイケル・ホールがすっかりマッチョになってしまって悲しいなんて、いま、お話したりできたらと思ったりした。
おしゃれのことなら「あいまいな色が好き」。
ほかに、「大人の女が~」の続編のようなエッセイが「弱いから、好き」。絵のことだったら「デッサン・ド・モード」や「わたしの水彩」。このふたつは技術書です。

セツでは水彩のタブローの合評のときは、Aとそれ以外の評価で、Aだと学校のロビーに貼り出してもらえるのです。わたしは成績のよい学生じゃなかったと書きましたが、いちどだけ、Aをもらったことがあります。そのときのうれしさはいまだに忘れられません。はじめてじぶんの絵が雑誌に載ったときくらいうれしかった。

『私は毎日飢えている。食事時間なんて誰も決める人がいないし、おなかがすくまでは何も食おうとしないからだ。腹がへる時間は自分でも予測がつかない。腹がへったナと思ってから何を食べたいかがいつも決まるのである。お店を探す事も有り、自分で作ることもあるわけで、食べるまでの手続きは必ずしも簡単ではない。この手続きの時間は私の食欲をいっそう高揚させるのである……この我慢は楽しみの時間なのだ…肉体の飢えにもまして貴重なのが精神の飢えだろう。ちょうど腹がへるように、独りでいると心がいつも寂しくなってくるわけだ。寂しくなるとは他人を愛したくなること……他人を愛するといっても、人は食べものとはちがうから、相手がイヤだと言ったらすべておしまいである。何とかしてイヤだと言われないような手続きは料理の手続きよりずっと困難であり、この困難な手続きを経てからだからこそ、それはごちそう以上のもの……その度に生きていてよかったと思うほどだ……よく空いてくれる胃袋と、すぐ寂しくなる心とは健康な肉体と精神のバロメーターである……』

もう先生はいないけど、またセツに通ってみたいな。
コメント
この記事へのコメント
Re: タイトルなし
セツにいらっしゃったのですかー!
わたしも夜間部でした。夜間は、大工さんとかエレベーターガールさんとかモデルさんとか公務員とかサラリーマンとかいろんな人がいておもしろかったですねー。
NINE、予告しかまだ見ていませんが、ダニエルデイルイス、ちょっと油が抜けたかんじでよさげです~。わたしはなんだか彼は男前すぎてこわいんですよ……。
2010/03/25 (木) 20:09:17 | URL | MON #-[ 編集]
MONさんファンで、ダニエル デイ=ルイスファンの私はセツ通ってました。ふつーのOLやってたので、夜間部のお友達は個性的で楽しかったな。セツのカフェオレはおいしかった~ NINEかっこいいですよ!!
2010/03/22 (月) 20:45:53 | URL | rumiko.u #-[ 編集]
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