MONMON PRESS
エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
映画「エル・ブリの秘密」
ドキュメンタリー映画「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を見ました。

1年のうち半分だけ営業する、世界一予約のとれないスペインのレストランのドキュメンタリー(お店は去年閉店したそうです。今後は研究財団になるらしい)。
半年間は何をしているかというと、レシピの開発で、映画はまず、その開発をしているところから始まります。
わたしはおいしいものは好きだけど、いわゆるグルメではないんで、このレストランのことも初めて知りました。
「驚きを提供する」っていうポリシーで、いろんな食材や調理方法(真空にするとか球体にするとか!)で、新しい料理を作っていて、必要なら器具の開発とかもして、料理界?に与える影響もすごいそうです(「ゆず」とか「オブラート」はここが広めたらしい)。

モダンアートのような料理と、その写真も美しいし、でもいじりすぎて、それ既に食べ物ちゃうやんみたいなところはなくて、食べてみたいなー!ってやっぱり思うのがいいなと思った。

サイトのコメントはほとんどが料理についてのことなんだけど、わたしは見てて、何がやっぱおもしろかったかというと、一番は、「この技を自分のものにしたいと思ってるシェフたちの目つき」でした。
すべてを、ひとつも見逃さず、この目と他の感覚も使って自分のものにしたい、記憶しておこうという目つき。

そしてボスであるオーナーシェフのフェラン・アドリアの、プロデューサーとしての仕事のやりかたに、うううと感心。プロデューサーっていう人はこういう人のことだなあ。
たとえば本や雑誌1冊、イベント一日、CD1枚、ブランドやお店をプロデュースするってどういうことか、じつはあまりわかってもらえない仕事なんだと思うんです。でも、オーケストラに指揮者が必要なように、本に編集者や編集長が必要なように、ボスが必要なんです。
フェランもそうだけど、誰の意見であろうと、そう思ったことにはとても素直なところ、ちゃんと議論をするところ、ユーモアのあるところ、いばってそうでいばってないところ、しっかり若い人にまかせるところはまかせて人の配置を考え後進を育てているところ、そういうのがボスには必要とほんとに思います。
ぜんぶ自分でするとか、人にまかせられないとか、それぞれの人の使い方や配置をわかってないとか、逆に、自由にやらせるだけとか、まわりにも迷惑な仕事のやりかたなんですよね。

ともあれ、何か、何でもいいから「作りたい」と思ってる人は見たらいいなーと思います。
わたしなんかは自分をクリエイターとかアーティストとか絶対呼びたくないし、クリエイトしてるなんて思ったことないけど、「単にそのときに、知りたいと思って、つい裏側まで見ちゃう」みたいな好奇心が「表現」に結びついているという気はする。
映画とかの映像見てるときでも、そのなかに気持ちが入ってると、木とか壁の向こう側を見ようと、つい動いちゃうときがある。。。。ありませんか???

映画では、作る方の映像が多かったので、人が食べてるレポートの映像をはりつけておきますね。
これはアメリカのトラベルチャンネルで番組を持ってる、シェフのAnthony Bourdainのレポート。
わたしこのひとのことあまり知りませんが、数回たまたま見た番組でおもしろい人だなーと思って好きだったので。
世界のあちこちでいろんな料理に挑戦とかもしてたけど、彼の地元のニュージャージーにある、いわゆるアメリカ~~ンな料理を、愛にあふれて紹介していたのが好きだったな(ほんとオイリーなフライドチキンとかハンバーガーとかです)。
ことば(英語とスペイン語)わかんなくても、お客にこうやって出て来てこうやって食べるんだみたいなリアル感がおもしろい。味を想像できて、じゅるっとなります☆

あとこの映画、BL好きな人には多分、萌えポイントが山盛りなんでおすすめ(笑)。
3月も半分すぎてしまいました~
201202
やっと月極画像を更新しました。

2週間のアメリカ滞在から帰って来て10日。
やっと時差ボケがなおってきたかんじです。

本来ならば、東方向へ移動したときの時差ぼけがきつくて(たとえば日本からアメリカ)、その逆はたいしたことないと言われますし、今までもわりとそうでした。
わたしはそれでもあまり時差ボケって、ひどいのは一度くらいしか経験がありません。
それは日本からニューヨークへ直行で行った時(午前中到着の瓶)だったので、それ以来、直行で行くのはやめ(帰りにサワードゥ・ブレッド買いたいからとか、いつも使うユナイテッド航空で関西からニューヨークへ直行便がないという理由もありましたが)、サンフランシスコやロスで乗り換えて、わざと長い時間かけて行くようにしたりしていました。
といっても、今回は関西からサンフランシスコなので、ちょっと心配してましたが、向こうでは大丈夫だったんですよねえ。

帰って来てから、どーしても夜9時ごろ、一服盛られたかのように眠ってしまい、夜中3時くらいに目がさえて起きてしまうのが続いてました。
数日飲みが続いてようやく、まともな生活(といっても、わたしの日常なので、夜中の2時以降に寝るみたいな)に戻ったかと思ったのですけど、どうも睡眠が細切れで、すっきりしないのでした。

戻って10日目の今日は、久々にたっぷり眠れたし、外を見るとすごく良いお天気なので、いろいろとアドバイスいただいたなかにあった、「強い光にあたる」というのを実践すべく、さっそく犬散歩かねて、おひさまにあたってきました~。
これですっきりするといいな。。。。

さて、仕事まわりでは、MARUZEN&ジュンク堂梅田店での展示は継続中、それから、『女のコだもん!! からだと心のハッピー・ノート』発売中です!!

それからアメリカ、バークレーでのいろいろをまとめた本を4月末からのイベント三連チャン(4/28に広島・呉での一箱古本市に出展、5/5のコミティア、5/6の文学フリマ、5/13の関西コミティア)に出品すべく、構想中です。
今までのシリーズとはちょっと違う、判型を少し大きめに分厚くした本にしようかなあと思ってます。
『女のコだもん!! からだと心のハッピー・ノート』

女のコだもん!! からだと心のハッピー・ノート (集英社みらい文庫)女のコだもん!! からだと心のハッピー・ノート (集英社みらい文庫)
(2012/03/05)
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『女のコだもん!! からだと心のハッピー・ノート』
(集英社みらい文庫)発売になりました!!

主人公、はなちゃんたちは5年生。
ルビもふってあるので、低学年から、まだまだからだのことに不安もある中学生くらいまで、そして、お年頃のお子さんのいるパパママにおすすめです♡

もうかれこれ20年以上、いろんなかたちで関わらせていただいてきた、花王ロリエの初経教育。
「なかよし」や「りぼん」の裏表紙(途中から「りぼん」ではマンガのカラー表紙の裏側に)の広告、小学校での初経教育で配布する冊子と試供品を入れた袋、ナプキンの使い方のパンフレット、冊子のタイトルでもある「おとなになるということ」サイトのキャラデザインなどなど。。。

はなちゃんたちのキャラは、15年くらい前にウェブサイトを開設するときに生まれまして、それまではロリエちゃんという名前の子でした(その前のキャラは名前はなかったような。その前は、そもそも商品もロリエじゃなかった)。
20数年のあいだに、花王の担当さんや、代理店の担当さんも何回か変わって、でも、ずっとこの子の性格は同じで、なんだかもう他人とは思えないキャラ。

もちろん広告なので、キャラデザインといっても、わたしがいちからやったわけではありません。広告の内容のほとんどは代理店や花王広告部のかたのアイデアですし、今回の本の各章の冒頭イラストは、花王さんの許可のもと、今までの広告ネタをアレンジして使ったものがかなりあります。

「おとなになるということ」サイトに「おしゃべりクラブ」という投稿コーナーがあるのですが、ここには当事者であるこどもたちの生の声がぎっしりあって、はなちゃんや、おともだちのえみちゃんや、ほかのキャラたちが、決して上から目線ではなく、いっしょに考えるかたちでこたえています。
この本の企画を出したとき、とにかくこれをかたちにしたかった。
性やからだの本でしっかりしたものはあって、けれど、ほんとにからだが変わる入り口にいる子たちの不安によりそうかんじの、まずドアをあけるような、第一歩の本にしたかったのです。
正解をおとなが語るものじゃなくて、等身大のこどもたちの声を主体に、こどもたちが「自分だけじゃないんだ」って思ってもらえるものにしたかった。
なので、タイトルや表紙やなかのイラスト、内容も、もうちょっとふみこんだほうがいいと思った部分も実はあるのですが、とにかくこどもじしんがこの本を、本屋で学校で家で手にもつことが、「ぜんぜん」はずかしくないかんじに、まずそこからが重要と思ったんです。
編集さんがつけてくれた「はなちゃんたちといっしょに知っていこう!」っていうコピーは、ほんとにそういうかんじ。

もちろんわたしはほんとのからだのことに関しては、ただの人ですから、サイトや冊子をずっと監修されてきた河野先生に今回も監修をお願いし、とっても細かく情報を直していただきました。
ラストにある先生のテキストは力強くて励まされます。

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■MARUZEN&ジュンク堂梅田店にて
 ●MONフェア●開催中~!
(4月上旬くらいまで)
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