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エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
英国王のスピーチ
今日はお昼ごろとつぜん思い立って、「わたしを離さないで」と「英国王のスピーチ」を見てきました。
「わたしを離さないで」のほうは、悪い映画じゃなかったけど、映像にするのにちょっと無理があったかもしれないなという気がする。かえって原作の小説を読みたくなったので注文したところ。運命を受けれざるをえない登場人物たちのこころの動きをもっと知りたい。

英国王のスピーチ」は、良い話でした。これも、運命を受け入れざるをえない人の話ではある。
1936年のイギリス。国王が亡くなり長男のエドワード8世が即位、でも恋人と結婚するために王座を捨て、弟の弟のヨーク公が王位につく。。。彼は小さいころから内気だし吃音に悩んでいたのだけど、戴冠式もあるし、クリスマスや開戦時、王として国民にスピーチをしないといけない。そこでオーストラリア人の言語療法士ライオネル・ローグについて「話す」練習をすることに。
吃音を「克服」はしてないのがポイント。どうやったら楽な気持ちで話すことができるか、緊張をほぐすかっていうあたりに、その、オーストラリア人のおじさんの真価が。

ああしかし、人前で話す緊張。わたしは講義の前、毎回じつはブルーになってしまう。
わたしの場合は、大学へのみちみち、パンクっぽい音楽を聞いて気持ちをあげてく。あげてくっていうか、やけっぱちな気持ちにあえてなるっていうか、なるようになれっていうような。
で、思ったのは、あの、イギリスの建物の荘厳さ。あんな中で喋れって、緊張3倍になりそう。
江戸城の大広間だったらあそこまで緊張しないですんだかもとか、つい、考えてしまった。みんな座ってるし、見た目の色味もやさしいし、、、、そんなことないかな。

へえ!って思ったのは、「王様をする」っていう意味で「kinging」って、kingを動詞で使ってたこと。
昔、電子レンジ=microwaveを、動詞として、かつ、microwavableという「電子レンジで使える」という活用形にしてるのに出会ったときは関心したなあ。
名詞とばっかり思ってた単語が普通に動詞でもあるっていうのは、milk=乳をしぼる、water=水をやる、なんてのがあって、はじめて出会ったときにはびっくりしました。こういうのは、はじめに教えてほしいとか思ったけど、教えてもらってても多分覚えてなかったでしょうね。

あと。。。。ヨーク公の奥さん役、この映画まったく前知識なく見に行ったため、これ、ヘレナ・ボナム・カーターかなあ?似てるなあ、でも若すぎないか。。。と思いながらさいごまで見てしまった。すみません。ヘレナ・ボナム・カーターでした。若いなあ、きれいだなあ。やっぱり「ビッグフィッシュ」に出て来た魔女かもしれないな。
ヨーク公のお兄さん、ようするにエドワード8世役をやってたのが、ガイ・ピアースで、彼はドラアグクイーン3人のロードムービー「プリシラ」に出てた人(もちろんドラアグクイーン役で)。ええかげんだけど悪い人じゃない、王座より女をとる人の役、似合っていました。プリシラのときも、そういえば、若造でええかげんで口も減らないけど悪いやつじゃないって役だった。
言語療法士ライオネルは、パイレーツオブカリビアンのバルボッサの人。
ざっと調べてたところちょっとまだお名前は見つからない、でも、とーっても美しかったのが、ライオネルの息子さん。後でまたしっかり調べて、気にしておこうっと。
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ブンミおじさんの森
実を言うと、きのうの夕方までタイトルも知らない映画だった。
昨日は、あべのの近鉄百貨店で開催中の「へうげもの」陶芸展&赤いお茶会を見に行って、遅いランチを食べてカフェで仕事を少ししてたら、なんとなく映画見たくなったので調べたところ、前から見たかったアッバス・キアロスタミの新作「トスカーナの贋作」をレイトショーでやってた。だけどそれにはまだ4時間あったので、同じ映画館でその前に上映してたタイ映画「ブンミおじさんの森」を、ついでに見ることにしたのだった。
で、なぜタイトルがブンミおじさんだけかというと、残念ながら、トスカーナのほうは、わたしにはどうもしんどくて半分ねてしまって。。。。

で、「ブンミおじさんの森」なんですが。
BUNMI.jpg
不思議な映画。
なんだか、ものごとの流れとか速度とか、わたしの所詮狭い常識なんかがいろいろとくつがえされて、え、なんでこのひとたちこうなん?とか、どこ行ってるのこの人たち?とか、えええーーーとかいうことがとても静かに進行して、でも、そのうち、ああ、そうだよね、うんうん、やっぱそう、あるよねこういうこと、ってなるっていうかんじ。。。なんだかわかりませんね、これじゃ。

ブンミおじさんは、タイの田舎で農場をやってるんだけど人工透析を自宅でやってて余命いくばかりもない。
人工透析を手伝っているのはラオスからの出稼ぎの若者。
ブンミおじさんは、ふだん街に住んでる19年前に死んだ妻の妹とその息子を呼びよせる。
テラスで食事をしていると、死んだ妻の幽霊が現れる。
話ししてると(これがみんなふつうにしゃべってるんですよ)、けむくじゃらの、もののけ姫のショウジョウみたいなのが階段をのぼってくる。
それは森で行方不明になったブンミおじさんの息子だった。
で、またみんなふつうにしゃべってるんです。
農場の日常を交えながら、ブンミおじさんは家族を連れ(幽霊の妻も)死に場所として森の洞窟へ、そして前世を語りだす。。。。


いやしかし、人の前世は動物だったという、まあ他のどこでも聞くことがあるであろうイントロの語りで、だけど画面に映し出される動物が「水牛」。そこからすでにわたしはやられちゃってたかもしれません。タイ。

ほかにもいろいろと不思議な??場面が、あたりまえのようにあって、でも、なんかもう、すぐ、ああ、うんうん、あるかもね、いや、あるよねって気分になるんですけど、それは表現に力がないと無理だと思うし、わかりやすい答えなんか用意されていなくても、その映像のなかでたゆたっていられるのは、イメージのビジョンが強くしっかりしてるからだと思った。答えなんてもともとないわけだし。
そもそもほしいのは答えじゃない。

あと、ほんのなにげないセリフに、「共産党をたくさん殺した」とか「父は森に人を狩りにいって」とか出てくる、国の歴史にもヒリッとしました。ここは、韓国映画「息もできない」で、韓国からベトナム戦争に何万人もかりだされたというあたりにもつながって。
農場のラオスからの出稼ぎ労働者がフランス語を話せるとか、それだけで数十秒しか出てこないその役名もない人物とそのまわりまでの世界があると感じさせてくれる。
しつこいけど「息もできない」で、わたしがいちばん好きなシーンは、借金取り立てに行った主人公と手下が、取り立てに行った家で食事してるところで、取り立てのふたりはなんか炒めものみたいの出前かんなかで食べてて、取り立てられてるほうは、コーンフレーク食べてる。
こういうシーンはなかなか作れない。
映画ってやっぱり好きだなときゅんとするのはこういうシーンに出会ったとき。

農場で収穫してるのはタマリンドの実だったりとか、タイの田舎の農場の家に写真用の暗室がある、そんなあたりにも心をもっていかれた。

この映画は2010年のカンヌ・パルムドール受賞なんですが、そのときの審査委員長ティム・バートンのコメント。
「世界はより小さく、より西洋的に、ハリウッド的になっている。でもこの映画には、私が見たこともないファンタジーがあった。それは美しく、まるで不思議な夢を見ているようだった。僕たちはいつも映画にサプライズを求めている。この映画は、まさにそのサプライズをもたらした」
ほんと、見たことのないファンタジーでした。世界は広くてもっと深いなって思った。

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高野文子さん原画展へ行った
今日は大学の会議があり、久しぶりに出勤。そしてそのついでに同僚の先生の車で、滋賀県の愛知川(えちがわ)図書館で開催中の、高野文子さんの原画展へ行ってきました。
湖西から琵琶湖大橋を渡って湖東へ、北上して近江八幡のちょっと北(けっこう遠かった)。

関係ないけど、これは途中でみかけた看板。
(画像はすべてクリックで拡大)
ホース
「15秒でホースが巻ける」「フラットホース巻き取り機」「ポンプ操法クラス」って何なんでしょうか~。右下、車でかくれちゃってますが、「体験して!」ってちっちゃい看板が。体験してみたい~~。

この愛知川図書館、もちろん初めて行ったのですが、これがとてもすてきな図書館なのでした。
入り口のアプローチ。
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閲覧室のようす。
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目的の、高野文子さん原画展の看板。原画は撮影禁止だったので。。。
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展示原画は、この絵本「しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん」のカラー原画、それから「東京コロボックル」のまんが原稿。
わたしはやっぱ、まんが原稿に感動。部分キリバリ(ものすごーく原始的なといったら何ですが、まちがったか気に入らなかった部分だけ、紙ごときりばりする昔ながらの方法で)や、コマごとなおしてはっつけてあったり、ホワイトの修正がけっこうあったりと、それらすべて含めて生原稿が美しかったです。
原稿は、廊下の壁面と催しものルームみたいなところに展示してあったのですが、この催しルーム(?)では、「おとなもこどもも読める本」(だっけな)の特集で本が展示してあり、もちろんこれらはここで読めるし借りれるらしいのですが、これらの本のチョイスやディスプレイがすてきだった。
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このリストの中に、なんと、イベントで何度かお会いした同人誌ユニット「山坂書房」さんの本があってびっくり!

それにしてもいいな、こんな図書館が近くにあったら楽しいだろうなあ。
調べてみたら、2007年に、全国にある約3,000の公共図書館の中から、地域に根差した活動をしている図書館を選ぶ「Library of the year」の大賞をとってるんですね。

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芝居、ラジオ
昨日は友人から、チケットが余っているというお芝居をお誘いいただき、大阪松竹座へ行ってきました。
じぶんではたぶん行かないであろうお芝居で、体験自体おもしろかった。
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演目は「取り立てやお春」。黒木瞳主演、出演は石黒 賢、、波乃久里子、渋谷天外、中村隼人。
黒木瞳ふんする芸者あがりの「借金取り立て屋」お春が、石黒賢(役名忘れた)の借金取り立てをしに品川の遊郭に来たところ、鼠小僧のような盗賊やらこれから討ち入りに行く父と息子やら遊郭の夫婦やら、いろんな人が往来するという、グランドホテル形式っていうんでしょうか。

主人公が黒木瞳なのか石黒賢なのかが曖昧だったりとか、ちょっとややこしい話だったんで、こういうのはもっといいかげんにかんたんな話で、キャラ設定シンプルでもいいんじゃないのかなあとか(うちの老父なんかはここ数年、「相棒」が話凝りすぎてて疲れるとか言ってる。「相棒」の良し悪しではなくてね)、思ったことはいろいろあるけど、黒木瞳さん美しいなあ、おいくつなんでしょうと見とれたり、錦織一清の恰幅の良さぶりにほんとにびっくりしたり、衣装の早変わりは楽しかった(お誘いくださったかたもそんなかんじなので、ここは遠慮なく☆)。

そして、ぼんやり思い出してたのは、マンガ「ガラスの仮面」なのだった。
マヤが子守り役でちょっと出た時代劇芝居で、いやがらせの仕込みで赤ちゃんのお人形がねんねこからおっこちたんだけど、それをとっさに拾い上げて、アドリブで「ほんに子守りも楽じゃねえ!」って乗り切り、ほんのちょっとしか出ないマヤに観客が大受けで、座長の原田菊子に「舞台がこの子に食われるわ。。。」と思わせ「舞台あらし」(おそろしい子。。。。)と言われるところ。
まさにあのかんじの子守りの女の子も出てきたしで。
ああ、こういう芝居の話だったんだなーと、あのマンガのシーンが、よりリアリティもって読めそうでそのへん得した気分になったりした。わたしのガラスの仮面語りに、またまた加速度ついちゃいそう。

***
ここ数日、ずっとラジオ、多言語放送のFM COCOROをずっとつけっぱなしにしています。
昨日も書いたんだけど、ふだん学生に映画をすすめていて、自分で選べることってじつは不自由だったりするって言ってるのに、音楽に関しては自分は保守的になってたなーって思った。

映画のことは、たとえば、前みたく、名画座の2本立てだったら、ひとつ見たくて行って、ついでにもう1本みたらおもしろかったりとか、「これ見てたらカッコいいと言われるであろう芸術系映画」みたいな見栄とかも、案外、ふだん見ないものに触れるきっかけになったりしてたこと。いろいろ選べるっていっても、じぶんが好きそうかなと思う世界の外側へはなかなか行けないから、かえって世界を狭めている気がする、てなことを言っていたのになあ。

昨日、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Silly Love Songs」(日本語タイトルは「心のラブソング」)が流れてきたときは、ほろっとしてしまって、歌詞の内容もだし、リアルタイムで聞いていた中学生のころ、ラジオしか情報源がなくて、ずっとラジカセにカセットテープ入れてて、好きな音楽がかかるととっさにボタンを押して録音してたんで、同じ曲も何度も入ってるし、DJのしゃべりがちらっと入ったり、曲の頭とかおしりが切れてるガタボロの「プレイリスト」のこととか思い出していた。

そしてよくわかんない歌詞をカタカナで書き写して覚えてました。
というわけで、カーペンターズとか、ほんとに大好きだったウイングス(わたしにとっては、ビートルズ以前なのだ)や、スティーヴィー・ワンダーの数曲の一部は、いまでもそのカタカナで歌えますっ。

Silly Love Songs(あえてウイングスのバージョンで)
ぎゅっと
わたしは被災地より遠く離れた関西で通常の生活を送れていますが、あまりのことに、ずっとずっと心がざわついてます。
ひとりでも多くのかたが助かりますように、ひとりでも多くのかたが、少しでもはやく、まずはあったかいところで過ごすことができるように今は祈ります。

いろんなことが気になってふだん見ないテレビをずっとつけてたのですが、昨日からラジオを聞いてます。
ふだんiPodで聞いている自分におなじみのではなくて、ラジオからきこえるいろんな歌、ふだん聞かない音楽にとても癒されていて、なんだかわかっていたつもりだったのに、やっぱり、「じぶんがもっているもの」だけじゃだめだなあって実感してる。

渦中にいるときは気が張っているから気丈にみえたり、気丈にしてないととても耐えられなかったり、でも一段落したときに、がくっとくるし、たいへんなときって実はあまり感情が外に出なかったりするし、気が張ってるからなんとかがんばれたりするんだけど、心の疲れって限界にならないと本人もわからないこととかあったり、そのときは全然平気と思うささいなことがほんの小さなとげのように心にささって長く苦しいことがあったり、大変さからしたらまったく比較にもならないけど、わたしの今までの人生での実感。。。冷静なことがんばってることをほめるのはよいけど強いることになってないか気をつけること、見た目の大変さとしんどさは違うこと、大変さを比較しないこと、じぶんができるから人もできると傲慢にならないこと、弱い部分はみんな違うこと、なるべく一歩踏み出すこと、心のすみにいつもとめておきたい、自戒をおおいにこめて。

日常のありがたさってすぐ忘れてしまうから、たとえば子どもが病気のとき、生きてさえすればいいと思ったときの気持ちとか、思い出してかみしめつつ、日々の生活を送ろうと思います。

***
ここ数日は、新年度から大学のゼミでやる予定のセミナーのメモ作りをしたり、5月の終わりに予定してる、ZINE、リトルプレス、同人誌、ミニコミなど、自費出版本を集めた展示販売会@ギャラリー「あしたのはこ」のイベント企画のことなどを考えたり、打合せに行ったりしていました。
あえて大阪でする意味など少し盛り込みつつ、じぶんで本(すごいものじゃなくてよくて)作ってみたいなって思ってる人が、気軽に集って交流もできるような展覧会&イベントにしたいな。本作りって楽しいから。
今月下旬までにはいろいろ決まってくると思いますので、またお知らせしますね!
そしてわたしは、このイベントに向けて、いくつか少部数の手作り本を作りたいと思ってます。なにか、ほっとするような、にこってできるようなのにしたい。
「リトルプレスをつくる」
はやく実物が見たくてついアマゾンで注文してしまった「リトルプレスをつくるー企画から流通まで、自分ではじめる小さな出版のかたち」(リンクはアマゾン)。

届いてみたらけっこう分厚い本で、ちょいびっくり。カバーの画像は上のnewsに載せたので、下の画像は中とびら。カバーともに、旅のシリーズ、博多ー宮島本と、鳥取本のっけてもらってますー。
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こちらはなかみをちらり。本文の見開き2ページで紹介していただいてます。
左側ページはコメントと、印刷~流通の詳細データ、右ページは本の写真。こちらはまたまた、博多ー宮島本と、そして「いぬのおしえ」。
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ぜんぶ内容を読んだわけではないですが、ざっと見てみて(twitterでも書いたので、だぶって読んでくださってるかた、すいません)、ジャンル分けにそれほど意味はないと思うけど(リトルプレス、ZINE、同人誌、ミニコミなどなど)、ここでとりあげられてる「リトルプレス」は、やはり小さな「出版」だなって思った。
ちゃんと、というのも変な言い方だけど、書店やカフェとかギャラリーに委託で販売しているところがほとんどで、うちみたく、イベントやサイトで売ってるっていうかんじのとこはあまりない。部数やかけてる予算も大きいところが多く、もちろんそういうのは、なかみもいろんな意味でおしゃれな、ちょっと薄い単行本というか雑誌というか、一般の書店にあってもクオリティが高いといえるかんじのもの。

一瞬、はりゃー、わたしのがここにあってよいのかなと思ったけれど、うちの子(本)たちがここに取り上げていただいてることにも意味はあると思うし、いつも、どんなイベントにいってもどこかアウエーなかんじ(悪い意味ではなく)、ジャンル分けでいってもどこにも属さないかんじなのも、これはこれで良いのだと今までも思ってたし思おうとしてたし、いっしょのことやってもしかたないし、違うことやりたいといつも思ってるし、ほかにないからやりたいと思ってるし、これからもこんなかんじで作っていこうって、あらためて思えてよかった(じぶんに言い聞かせてる感)。

こういうのを、いっそ、ざっくり、がさっと、「じぶんでつくっちゃう本」って言ってしまえば、そもそも、わたしの出発点はこういうとこだ。
高校生のときに、いまの大阪HEP FIVEの前身、阪急ファイブにあった駸々堂書店(しんしんどうしょてん)さんで委託でおいてあった「ミニコミ本」っていうのをはじめて見て、「本って自分で作れるんだ!」と大感動して、さっそく友人たちに声かけて、まんがや小説を書いてお小遣い持ち寄って印刷屋さんに頼んで本にしたのが、始まりの始まり。
そのあと、大学生(普通大学)のときに個人誌を10冊季刊で作って、あちこちに売りにいって、いっぱい知り合いができて、そこからたまたま仕事に発展して、めぐりめぐってまたここへ。

「こんなのやりたい!」っていう気持ちがわくのが、受取り手によって、リトルプレスでも、ミニコミでも、ZINEでも、同人誌でも、フリペでもいいわけだし、作り手としては、やっちゃったほうが勝ち。
人に資本を依存してない限り、どんな形態をとろうが、売るようにしたいでも売れなくてもいいでも、一回で終わりでも続けても自由だし。

駸々堂書店にいた高校生のわたしみたいな若い子(いや、若くなくても)が、じぶんで本を作ってみたいって思ってくれたらいいなと思う。ていうか、わたしの気持ちもそのころと変わってない。本でなくても、そもそも表現なんてそれが何であろうとどうやろうと、やりたい気持ちをおさえられない以外のなんでもない。うまいとかへたとか、そんなのはだいぶあとのことです。

ちなみに、その阪急ファイブには、「あしたの箱」っていう、ちっちゃなごちゃごちゃした雑貨屋さんがあって、これがいまのギャラリー「あしたのはこ」さんの前身(前身っていうのかな)なのでした。大学生のころは、週に一度くらい通ってた。当時、文化屋雑貨店のものを買えるのは、大阪ではここだけだったのでは。。。。そのころ買ったブリキのバッジまだ持ってます。
そういえば、2階の下りエスカレーターの前あたりに、当時まだ行ったことなくて強力に憧れてたハリウッドランチマーケットのものを買える洋服屋さんがあって、ここもよく通ったなあ。ここで買った古着のアーミージャケットがずっと好きで、ニューヨークへ行くときも箱に詰めたのに船便で箱紛失。。。泣きました。
もちろん、「あしたのはこ」さんとお知り合いになったのは、ずっとあとのことです。ご縁。

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(続き)買う、食う、打...ちあわせ。
昨日の続きです~。
近代美術館別室へ行くのに地下鉄を心斎橋でおり、長堀まで地下街を歩いていると、まったく調べてなかったのですが、毎月やっているアートフリマをやっていて、ふらふらと吸い寄せられるように見ていると、大好きなガラスアクセサリー作家、HAPPY GLASSさんが出展しているではないですか。
あれこれ迷って、またガイコツシリーズを増やしてしまった。
ピンクの指輪は前から持っていたやつ。赤い指輪と紺のピアスが仲間入り。1400円と1800円。
(画像はすべてクリックで拡大)
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それから、金属の打ち出しのブースで、おさじ。この金属の種類は聞くのを忘れてしまったけど、ころんとしていて厚みがあって、すごくかわいい。サイズは約12cmで、1000円。ほかにも打ち出し(錫かな?)の片口とか、純銀の指輪もすてきだった。純銀で手作りで4000円は安いと思うんだけど、4000円というお値段じたいはちょっと考えてしまう。きゃしゃできれいで高級な(これでじゅうぶん高級だ、わたしには)指輪やアクセサリーはあまり自分で買うのもな~、といっても、だれも買ってくれないが。
このおさじで何が食べたいかなあ、スープじゃないな、アイスかな、それも昔ふうのあっさり系のバニラがいいな。
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で、展覧会が終わってから寄ったスタンダードブックストアで買ってしまったのが、このパチモンの「ククサ」。
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本来はフィンランド製の、この小さな持ち歩きカップ。カップの内径は5cmくらい。
わたしがはじめてこれを知ったのは、15年くらいまえ、沖縄の竹富島で知り合った人が持っていたものでした。リュックにこの紐でくっつけておいて、アウトドアでコーヒーとか飲むっていう、わたしはまーったくアウトドアしないので、そんなことができるわけもなく、でもいいなー、リュックーにこれつけたいなー、ほしいなーと、そのころから思ってたんだけど、これ本物はけっこう高い。もちろん、手作りなんでそうだとは思うのですが、1万円とかだとやはり。。。。
で、これ、一応ちゃんと白樺で、中国製で1200円。わたし、本物志向とか、いいものを長く使うとかいうのってあまりないのでいいのだ。
いいものだから長く使えるっていうのはちょっとトリッキーで、安くてそのへんにあるものでも、すごく使いやすくてセンスがじぶんに合っていて好きで、いつのまにかむちゃ長く使っちゃってるものってある。いいものだから、あきちゃってもしっかりしていて、よけい罪悪感感じることもある。

このほか、気分をぱーっと変えたくて、1000円のピンクのインド綿のベッドカバーとか、昔「悦楽的男の食卓」っていう本が大好きだった写真家の西川治さんの世界の食べ物紀行の文庫本をみつけたりと(調べたらいっぱい本出されてるんですね。勉強不足。。)。

そのあと、少し打ち合わせ。
ちょっと前にちらりと書いたギャラリーでのトイロ展なのですが、トイロだけではなく、ちょっとしたZINEやリトルプレス(このふたつは呼び名しか違わない、たぶん)を集めたものにできたらと思って、今、いろいろ動いています。
またお知らせしますね!

で、さいごに、コアラ食堂さんでごはん。
ばくばく食っちゃって、まともに写真撮れてない(いつもこうなる)んですが、これは、左は鹿籠蓋(かごぶた)の豚平串(薄焼き玉子の中にごつくて柔らかい豚肉)、右はとろり甘い淡路島玉葱ステーキ。
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「絶滅危惧・風景」など
ただいま絶賛昼夜大逆転生活中。朝日が上ってから眠り、せめて暗くならないうちに起きるというかんじ。
そろそろちゃんとした生活にしないと。。。。

と、いいつつ、昨日はちょっと活動しました!
昼イチで京都へ学生の展示を見に行き、その足で、大阪市立近代美術館心斎橋展示室でやっている「絶滅危惧・風景」という展覧会で友人と合流。
大阪市の文化事業で、西成、山王、飛田といった大阪ディープゾーンをフィールドにいろいろなアーティストが作品を作ったり、アートプロジェクトをしたりという活動を8年ほど行っているブレーカープロジェクトが主宰していて、わたしは以前、じんじんさんという移動型楽焼き窯をひいたドラアグクイーンのかたの楽焼き会に行ったことがあります。

西尾美也さんの、地元の人の子どものころの写真をもとに、同じ服をきて、同じ場所で、同じポーズで撮影をするというプロジェクト。
たとえば、この写真。右が昔ので、左が現在。
(画像はすべてクリックで拡大)
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で、もちろん現在の服は作ってるんですね。右奥の黄色いジャケットのがこの写真の左のかたのです。手にもっているゴジラとモスラのお人形まできっちり、プリント生地は手書きやシルクで再現されていまして、そのへんの作りこみが、ほんとにすごいと思った。
絶滅3
で、こちらなんですが、なんと!知り合いのおそばやさん、通天閣すぐ下の、総本家更科のご主人がっ(右端)!もうおばあちゃんは亡くなられていたのですが、同じポーズで。
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わたしのこのお店のおすすめは、だし巻き玉子と焼き鳥。おそばやさんをおすすめしといて何ですが、むちゃおいしい!絶対頼みます。

こちらは、下道基行さんのコーナーにあった、これはアウトサイダーアートといっていいのか、98歳のおじいさんが、中学生のころから4文字熟語(?)をチラシの裏に毎日書いているというもの。
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これも多分ほんの、ほんとにほんの一部だと思いますが、このなかでわたしがいちばん好きだったのがこれ。
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「口蹄病之牛之親子」
そのほかにも、「聖徳太子厩戸皇子」とか「米国黒人初大統領」とか「観光旭山市動物園」とか、まあふつうに天声人語から引用したものとか。。。「雨森的場松尾下道」ってのは、その日彼を訪れたスタッフ4人の名字らしいです。で、この裏面。
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というわけで、この展覧会は21日まで。関西のかたはぜひ。
この日は、この前に心斎橋~長堀橋の地下街クリスタでアートフリマをやっていて買い物しちゃったり、このあとアメ村のスタンダードブックストアさんへ行って買い物しちゃったり、打合せと称しておいしいごはんやさんへ行ったんですが~~長くなるので明日アップ!

↓稼働するかどうかもちょっとわかりませんが、facebookを追加しました。イベントや制作情報のみ、こちらで整理して見れるようにしたらよいかなーとか思っています。

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3月になりました

今日は寒くて、大阪では霰や雪がふりました。
このところ、大学での業務も時々の会議やちょっとした用事を除いては一応春休みなので、このあいだにいろいろとやることがあるのだけど、時間があれば、はかどるというわけではないのはいつもの通り。確定申告もそろそろしないとなあ。と、いいつつ、自慢じゃないけど最終日以前に行ったことは1度くらいしかありません!
確定申告も含め、年度末はどうも、わたしの一番苦手な書類仕事(特に伝票系)が多くて、気持ちがやさぐれます(オトナなのにスミマセン。。。)。

月極画像を更新しました。特に何も意味はないのですが、今月のプロフィール画像(ページトップ左の)は、なんとなく、遺影はこんなんにしたいなーって思って書きました。

さて!!ぼちぼちと春からの活動が見えてきています。

●4/3(日)に、大阪道頓堀「どうとんぼりアーティストギャラリー&アンティークコレクション」に出展します。手作り品のマーケットなので、出展物はトートバッグです。
●5/5(日)に、コミティア(東京ビッグサイト)。
●5/14,15(土日)に、デザインフェスタ(東京ビッグサイト)。
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(画像は全てクリックで拡大)

そして、5/21(土)から29(日)まで、まいどおなじみ大阪の「ギャラリーあしたのはこ」さんで、トイロ・ト・トイロと本作り展(仮題)をします(期間中無休)。
展示企画もさることながら、週末にイベントやワークショップを盛り込みたいと思ってまして、いま企画をあれこれ練りこみ中。詳しくはまたお知らせします!
(トイロ・ト・トイロは、主宰しています同人コミック誌です→こちら

5/14の関西コミティアは、デザフェス出展のためわたしは行けないのですが、monmon booksはトイロのブースにて販売予定です。

ぼちぼちと仕事取材の予定も入り、新企画も動きだしているので、ぱーっと、芽吹く春になればいいな。

それから、ずっとしつこくお知らせしていました、集英社みらい文庫「笑って自由研究 おかし工場のひみつ!!」が発売になりましたー!!
IMG_6828.jpgbunko.jpg
文庫のカバーと、うちの近所の書店さんにて(クリックで拡大)。いちばんはじめの取材から、ほぼ1年かけての発売なので、ちょっと感動です~。
イラストをたくさん、それから、じっさいの取材風景のマンガを2本書いております!

もひとつ、ただいまニューヨークyoung artists' book fairにてmonmon books展示販売中。こちらに様子がアップされていまして、monmon booksは、St.Marks' Book shopと、books KINOKUNIYAに、ひっそりと写ってます~。

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