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MONMON PRESS
エッセイマンガ家 イラストレータ- MONの仕事
キアロスタミやらタイムズスクエアやら
大好きなイランの映画監督アッバス・キアロスタミの短編映画「パンと裏通り」を急に見たくなり、いろいろ探してみたのですが、DVDが根こそぎ廃盤になっていて、なんということでしょう!
うちにもNHKで放送したときのビデオがあるはずなのですが見つかりません(汗)。とりあえず中古ビデオをゲットしました。DVDはあの名作「友たちのうちはどこ?」ですら廃盤。しかたないのでVHSで手に入れておこうと思ってます(それでもけっこう高い)。

わたしの私的映画No.1は実は「タイムズスクエア」なのですが、10年くらい前、まだDVDプレイヤーを持っていなかったころに発売を知って、思わず買ってしまったものを持ってますが、もちろんこれも今や廃盤、中古で買おうと思いますと、なんと1万円以上のお値段がアマゾンなどでついてます。買っておいてよかった……。

タイムズスクエア」は、1980年制作のニューヨークを舞台にした女の子ふたりの青春映画でして、当時、大阪の大毎地下や同系列の大毎映画鑑賞会という名画座で、半年にいちど、必ず「ロッキーホラーショー」とペアでかかっていました。なぜかというと、ロッキーホラー主演のティム・カリーが出てるからなんですけど、まあ、ロッキーホラーも好きなんですが、この「タイムズスクエア」は、とにかく10代だったわたしにピンポイントにすっごい影響を与えました。
映画の出来とか、そういうのはどうでもよくて(よくできてる映画だとも思いますが)、とにかくあんなふうに行動してみたいという、あの主演の二人は、今でもわたしのアイドル。
どんな名画も、こういう私的な思い入れにはかないません。で、マンガでもなんでも、結局はそういうもんだと思うんですよねえ。そういうもんだし、そうあるべきなのだと思ってます。
はじめてニューヨークの本物のタイムズスクエアへ行ったときは、あー、ここでニッキーとパメラが歌ってたなあと、感動で泣けたもんです。映画でもですが、当時は、タイムズスクエアはまだまだ危ないコワい場所でした。

主演のふたり、ロビン・ジョンソンとトリニ・アルヴァラードのその後もあまり知らなかったのですが、もともと俳優を目指してた訳でもなく「タイムズスクエア」のために、ブルックリンの高校の前で立ってたところをスカウトされたロビン・ジョンソンは、その後、ちょこちょこっと映画に出たりしつつあまり活動をしているようではありません。トリニ・アルヴァラードはその後も地道にしっかり俳優活動をしているようです。わたしはベット・ミドラーの娘を演じた「ステラ」は見ました。違う役柄を見ても、あー、パメラ(タイムススクエアのときの役名)ががんばってる、などと思ってしまう私でいいのかとも思いますが。
ロビン・ジョンソンはひっそりとファンがいるようで、こんなファンサイトを見つけまして、わたしはちょっとうれしいけど、ご本人は複雑な気持ちかもしれないですね。

何でもプロでやっていくというのは、続けることが何よりもたいへんだし、それこそがプロなのだとは、自分の分野でも十分承知しています。だけど、最近読みかえしたピーター・バラカンさんの「魂(ソウル)のゆくえ」で、これまたわたしが大々々ファンのスライ&ファミリーストーンについて「可もなく不可もないようなレコードをいくつも作り続けて、平凡なキャリアを営むよりは、歴史に残るような大傑作を一つだけでも残す方が素晴らしい、と、無責任な一ファンとしては思わざるをえません」とあって、これにもやはりうなずいてしまうのです。
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